カモメのつぶやき

好きな映画や本のことを書きます。あとアメリカに留学してたこともあるので、留学や英語にいつても書くことがあります。

名作『フォレスト・ガンプ』その良さがあんまりわからない

 テレビ録画した『フォレスト・ガンプ』を鑑賞。2度目の鑑賞になります。

 名作といわれるこの作品ですが、正直その良さがあまりわかりません。
 1回目は20年以上前に字幕なしの英語で見たんだけど、「なんか掴みどころのない映画だな」という感想でした。それは英語力の問題と、映画に対する私の理解が及ばなかったからかな、と。
 それ以来の鑑賞だったんですが、感想は変わらず、ピンときませんでした。

 


 こういうときは、町山智浩の解説を聞いてみると、何かわかるかもしれないです。早速聞いてみると以下のことを言及していました。


バック・トゥ・ザ・フューチャー』と同じ監督で、BTFでは描かれてない60〜70年代を描いている。

 BTFは、50年代は古き良き理想的なアメリカとして描いているが、本当は黒人差別や男女差別が強烈にあり、その点には触れていない。

フォレスト・ガンプ』の時代も黒人差別はあったが、そこにはあまり触れていない。それは意図的なもの。

 またベトナム戦争きっかけで生まれたカウンターカルチャーは悪として描かれている。

 それらのことを踏まえ上記二作品は政治のプロパガンダとして利用された。映画としては上質かもしれないが、罪な作品である。

 

 なるほど。BTFは誰が見ても楽しめる映画で、三部作いずれも評価が高いですが、こういう視点で物を見る人がいるのことに驚きました。

 また私が『フォレスト・ガンプ』に感じてるモヤモヤとは、別の視点からの評論もとても面白いですね。

 この評論に共感するかしないかは、人によると思いますが、その知識には驚かされます。

 

 町山智浩の『フォレスト・ガンプ』評論はhttps://youtu.be/5bvVPOsgpfUです。

後半はhttps://youtu.be/8Kbn9IVrgkE

 

 今日言いたいことは、このくらいです。