ジャン・レノのアイドル映画として100点満点な映画です。
クールに人殺しをするジャン・レノ。
殺し屋的習慣のせいでベッドでは眠れないので一人用のソファで座って寝るジャン・レノ。
コンビニで牛乳を盗むジャン・レノ。
「ノー・ウーマン、ノーキッズ」を殺しの信条とするジャン・レノ。
ナタリー・ポートマンとニューヨークを闊歩するジャン・レノ。
キリがないです。
人生で最も見てる映画のひとつ
人生で一番見てる映画の第一候補作品です。若い頃よく見てたが、人の親になって初めて鑑賞しました。マチルダを思うレオンの気持ちが、若い頃より断然理解度が違います。徐々にマチルダを守る対象として、レオンの人生にマチルダが欠かせない存在になっていく様は、擬似親子モノ(擬似恋人モノという説もあるけど)として異色だけど最高の出来だと思います。
ある意味、本当の親子でも、特に父親は、子供が生まれたら、いきなり父親になるのではなくて、子供との関係性を築きながら段々と父親になっていくものだと思います。
はじめはマチルダが鬱陶しいレオンは、育児の面倒くささと重ねることができ、殺しの技術を教えるレオンは勉強を教える親を、モノマネに付き合うレオンは娘のおままごとに付き合うのと同じで、マチルダの無茶な行動を助けるレオンはもはや父親そのものじゃん。
というわけで、父親になったことでレオンへの感情移入がハンパなくなりました。
若い頃はこの映画で泣く感情はなかったですが、泣いちゃったよ。
レオンはロリコン映画?
と思ってたら、町山智浩曰く、レオンはロリコンジャンルの映画で、マチルダ演じるナタリー・ポートマンの親がNGを出したシーンが多々あったとか(詳しく知りたい人は、ググってみよう)。
でも、まあ…。それはそれとして感動した私の気持ち、あれはあれで真実なわけで…。
あと、レオンのボス(かな?)のトニーがレオンの金をちょろまかしてるのか曖昧なのも、裏稼業の闇感を表してていいんですよ。あの役所は、この映画に深みを与えてると思います。
今日言いたいことはそのくらいです。