カモメのつぶやき

好きな映画や本のことを書きます。あとアメリカに留学してたこともあるので、留学や英語にいつても書くことがあります。

傑作映画を見たけりゃ、これを見ろ! フィルマーク4.3以上の傑作中の傑作映画紹介

 映画紹介アプリの「フィルマーク」。

 4.0の評価がある映画はかなりの名作になります。さらに4.2だと超名作といえます。

 そして4.3超えは滅多になく、ほとんど誰が見てもほぼ面白い映画と言えると思うんです。

 誰が見てもほぼ全員面白い映画の代表的作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも4.2です。

 今回はそんな4.3超えの超ド級の映画を紹介します。

 

レオン完全版

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レオン。

ジャン・レノのアイドル映画として100点満点な映画です。
クールに人殺しをするジャン・レノ
殺し屋的習慣のせいでベッドでは眠れないので一人用のソファで座って寝るジャン・レノ
アイマスク代わりに丸いグラサンで寝るジャン・レノ
コンビニで牛乳を盗むジャン・レノ
「ノー・ウーマン、ノーキッズ」を殺しの信条とするジャン・レノ
雨に唄えば」を観るジャン・レノ
ナタリー・ポートマンとニューヨークを闊歩するジャン・レノ
キリがないです。


人生で一番見てる映画の第一候補作品です。若い頃よく見てたが、人の親になって初めて鑑賞しました。マチルダを思うレオンの気持ちが、若い頃より断然理解度が違います。徐々にマチルダを守る対象として、レオンの人生にマチルダが欠かせない存在になっていく様は、擬似親子モノ(擬似恋人モノという説もあるけど)として異色だけど最高の出来だと思います。
ある意味、本当の親子でも、特に父親は、子供が生まれたら、いきなり父親になるのではなくて、子供との関係性を築きながら段々と父親になっていくものだと思います。

はじめはマチルダが鬱陶しいレオンは、育児の面倒くささと重ねることができ、殺しの技術を教えるレオンは勉強を教える親を、モノマネに付き合うレオンは娘のおままごとに付き合うのと同じで、マチルダの無茶な行動を助けるレオンはもはや父親そのものじゃん。

というわけで、父親になったことでレオンへの感情移入がハンパなくなりました。
若い頃はこの映画で泣く感情はなかったですが、泣いちゃったよ。

あと、レオンのボス(かな?)のトニーがレオンの金をちょろまかしてるのか曖昧なのも、裏稼業の闇感を表してていいんですよ。

 

アベンジャーズ/エンドゲーム
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)の続編。また、「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)の22作目。

正直、このシリーズの流行に興味のない自分です。
そもそも違う作品のヒーローが集まる映画って、元々の世界観を壊されるようで、永井豪作品の頃から嫌いなんです。
今までの作品は主に飛行機の中で見れたら見るくらいの思い入れしかありません。
「あれ?」と思ったのが『ウィンターソルジャー』と『シビルウォー』。
そんな興味ないんだけど、まあ面白いじゃん。
そんなスタンスを終始貫こうと思ってたんです。前作もやはり飛行機の中で鑑賞。軽い気持ちで見たけど、結構面白いじゃんって思うようになってました。
で、聞けば今回は最終回っていうじゃないですか。そしてフィルマークの評価は4.7。
「ちょっと見たいな」と思ったのが最後。「いやそんなに評判良い名作なら劇場に足を運ぶべきだ」と思うようになり、やっと鑑賞しました。
そういう意味でディズニーが長年仕掛けた飛行機とかテレビとかでの放送というプロモーションが、俺の中で花開いた瞬間でした。
見た感想はね、皆さん褒めてるので、だいたいそんな感じです。気になるところはいろいろあるんですけど、面白いです。特に好みなのは、オープニングはイントロとして完璧で良いなと思ったらラストはもっと良かった。そりゃ泣きますね、こんなの。「時間」を使った演出って昔から弱いんですけど、今回も例外ではなかったです。
早くこの映画の話しを誰かとしたい。
最後に。役者なんてやりたいと思ったことないけど、このシリーズに多大な貢献したジョン・ファブロー、あの役だったら俺、やってもいいね。

 

トップガン マーベリック
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トップガン マーベリックを見ないと俺のコロナは終わらない。
そう思ってましたが、コロナ禍で公開されついに見ました。

世の中には、テクノロジーの進化により将来的に絶滅危惧種的な職業がたくさんあります。

戦闘機のパイロットもその中のひとつ。ドローン時代到来において、その未来にマーベリックはいない。
それに対してマーベリックは言います。

「でもそれは今日じゃない」

ザ・トム・クルーズな映画です。
そしてタイトル通りトップガンな映画でもありました。

若いパイロットたちを教える立場のマーベリックですが、生意気盛りのパイロットたちに終始マウントをとり続けるマーベリック。
そこには継承であるとか次世代に残すとか、そういう精神はありません。
主役であるトム・クルーズが、いかにイカすかを楽しむ映画になってます。
またそれが見事にマッチした最高アガるファンムービーです。

過去に縛られているマーベリックも物語のスパイスとして最高でした。
あれは泣いちゃう。

トム・クルーズ、あんた最高だよ。

YES, TOM!
トム・クルーズ
★★★★★

フィルマークの点数、4.6は納得。

 

コーダ あいのうた
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泣くわ、こんなの。

今年のマイベストはトップガンマーベリックかコーダか?というくらいささった傑作です。

 コーダを語るほど、私は障害について知らないし、アメリカの漁師たちの労働環境にも詳しくありません。

 それでも普遍的な感動がこの映画にはありました。家族についての物語でもあるからでしょうし、青春の話だからだと思います。

 

 うろ覚えですが、映画評もする宇多丸氏は「青春とは可能性が開かれている状態」と定義付けています。

 『コーダ』の主人公はまさにその状態なんです。聾唖の家族との間に発生する障壁がありながらも、歌うことで彼女の人生の可能性はどんどん拡大していきます。

 その可能性の拡大の見せ方が、映画の構成として超絶上手いんです。

 漁を手伝いながら、ひとり歌う主人公。

 耳の聞こえない両親が、主人公のコンサートに行き、彼女の歌ってる様を見るシーン。

 コンサートの後に父親ひとりに歌う主人公。

 音楽大学への実技試験。やはり耳の聞こえない家族の前で歌う主人公が、彼女しか歌えない歌い方をするあのシーンは、映画音楽史に残ると思います。マジで大げさでも何でもなく。

 映画館では、それまで鼻をすする音がときとぎしてましたが、嗚咽する音も聞こえたほどです。

 最も嗚咽してたのは、たぶん私と私の隣にいた見知らぬおじさん。中年男二人の琴線に思いっきり触れてました(ちなみにその日、私は『さがす。』を別劇場で見たんですが、そのおじさんもその別劇場にいました。今思えば友達になれたかもしれません)。

 映画館であれほど泣いた作品って他にないです。号泣映画ナンバーワンの地位を獲得してるので、そりゃあ今年ナンバーワン争いの優勝候補です。

 

ワンダー 君は太陽
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ジュリア・ロバーツってつくづく良い女優ですよね。品の良い金持ちも演じられるし、エリートをやらせても説得力があり、低所得者で口が悪く切符の良い女性も演じる。どの役もリアリティがある。

ワンダーでもそうだ。

ある子供を持つ母親。そういう人が本当にいるんだろうなって思えます。

そしてこの映画はジュリアだけじゃない。子役もいずれも良いし夫役のオーソン・ウィルソンも相変わらずアメリカの普通の気の良い男って感じも良い。

フィルマーク4.3は納得。

ショーシャンクの空に
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これはね、説明いらないかもしれません。

映画好きが選ぶ生涯ベストとか映画記者が選ぶベスト的なランキングでは必ず上位に入るような映画です。
監督と原作は「ミスト」や「グリーンマイル」と同じフランク・ダラボンスティーブン・キング
好みによるでしょうが、うまく書けませんが、ある種の恐さは共通してる気がします。
なんかこの監督のサディスティックさを感じるんです。そのせいか、シンプルに感動した、とどうしても思えない映画なんだよな。でもそこが魅力なんです。

モーガン・フリーマン度 ★★★★☆

 

きっと、うまくいく
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インド映画です。

苦手な人います? インド映画?

偏見で見てないならそれはもったいなさすぎます。

こういうコメディ、改めて良いですよ。しかしただの明るいコメディってだけじゃなくて、インドにおける学力至上主義(知らなかったけどかなり大変な問題)への風刺も入っており、そのあたりもこの映画の懐の深さなんじゃないでしょうか?

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
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タイトルに「ヴ」が二つもある作品です。

あ、すみません。これだけ見たことなくて、何も言えないんです。

このシリーズの評判はかなり良くて、身近な人たちからも「涙なしでは見れない」と何人からも聞かされました。

いつか見なくちゃ映画ラストの上位です。

 

とまあ、今回フィルマークで、4.3以上ある作品を並べてみました。

他にもあるかもしれませんので、あったらぜひ教えてください。今回言いたいことはこのくらいです。