カモメのつぶやき

好きな映画や本のことを書きます。あとアメリカに留学してたこともあるので、留学や英語にいつても書くことがあります。

改めてスターウォーズを見てみると、ルークの悲劇の物語だということがわかる

スターウォーズ』、また新三部作が映画化されるようですね。レイも登場するとか。

 なんだかんだエピソード7〜9楽しめたので、次回も楽しみです。しかも監督は『ローガン』や『フォードvsフェラーリ』、そしてスライの『コップランド』などのジェームズ・マンゴールド監督!

 

 というわけで、昔アップした『スターウォーズ』記事を再アップしました。

 

スター・ウォーズ』改めて見てみました。するど、主人公のルーク・スカイウォーカーって、随分散々な人生を歩んでることがわかりました。

 

1.母親と死に別れる

いきなり不運です。もしアミダラが死ななければ、ルークはもっと幸せだったかもしれません。
 

2.生まれたときから、父親は行方不明

父親はダースベーダーになっちゃいましたからね。
 

3.双子の妹とは別々になる

妹は身分の高い家族へ、ルークは貧乏な方へ里子に出されます。これも1/2の運なんですが、こういうところでも運がない人なんです、ルークは。
 

4.育った土地は砂だらけの不毛地帯

若い頃、ルークはこの土地から出ることを夢見ていました。散々っぱらこの土地から抜け出したいことを口にします。
 

5.育ての親を殺される

育ててくれた夫婦は、殺されてしまいます。フィクションだからサラッと見てましたが、リアルな人生で起こったら、これだけでもトラウマに残る悲劇ですよね。
 

6.師匠オビワンを父親に殺される

メンターであるオビワンを、実の父(かつてのオビワンの弟子)に殺されます。つまりルークは実の父と兄弟弟子ということでもありますね。因果関係が入り組み過ぎです。
 

7.父親と殺し合いをする

デススター攻略のときと、ベスピンにて父親とライトセイバーで斬り合います。運命の悪戯が過ぎます。
 

8.悪のカリスマが自分の父親

さんざん敵対した悪の組織の中心人物に、「私はお前の父親だ」と告げられます。こんなこと起こったら、アイデンティティ崩壊しますよ。
 

8.その父親に悪の誘いを受ける

その父親に、「一緒に宇宙を支配しよう」と勧誘されます。この急展開になぜ父は息子が「YES」と返事をすると思ったのでしょう? 父親だったショックで、思いっきり「NOOOOO!」って言ってましたよね、ルーク。
 

9.父親に腕を切られる

父親に腕を切り落とされます。もう無茶苦茶です。無茶苦茶すぎて、父親である告白と悪の勧誘と腕切りの順番ですが、私このあたりの順番思い出せません。
 

10.父親と和解直後、父親は殺される

これも悲し過ぎます。良いことひとつもないクソみたいな親子関係ですよ。
 

11.弟子に裏切れる

ジェダイマスターになったルーク。でも弟子のベン・ソロに裏切られて、他の弟子を皆殺しにされます。
 

12.ショックで数年隠居

宇宙の外れの星の孤島にひとり隠居生活。
 

13.しがらみに死ぬ

反乱軍率いる妹のレイアたちを助けるため、フォースの力で幽体離脱して、弟子だったカイロレンと対決。結果、フォースを使い過ぎて死亡。
 

14.嫌いだった土地にお墓

ルークの死後、若い頃ルークが嫌いだった星のタトゥイーンに、フォースが宿ってそうなライトセイバーを埋葬されます。しかもレイアのも。レイア、別にタトゥイーン関係ないですけどね。
 
 とまあ、とにかくひどい人生です。スターウォーズは、ルークの悲劇の物語と言ってもいいですよ。
 
 新シリーズは、ディズニーだから、そんなにダークな仕上がりにはなってないし、新主人公たちレイやフィンたちのワイアイアイ感が全面に出てて、割とカジュアルな印象を受ける映画でした。それはそれで、無名俳優たちがキャッキャッ言ってるのも、エピソード4に似てて、それはそれで『スターウォーズ』っぽくはあるんですが、その印象とは裏腹に、ルークの悲劇性はキープしてますね。
 
スター・ウォーズ』については、また思いついたら書くと思います。ではでは。