『ノータイムトゥダイ』は、ダイエル・クレイグ版、シリーズ最後の作品になりますね。
007見たことなかったので、これを機にダニエルボンドシリーズを一気見しました。
『スカイフォール』までは、別記事で書いてます。
その記事はコチラ。
https://kamomail00.hatenablog.com/entry/2021/09/20/211254
『スペクター』についてはその時点で見れてなかったので、感想を書いていこうと思います。
いきなりコスプレでスタート
アバンタイトルは、ダニエルバンドのコスプレからスタート。
「いい大人が仮装って…」と思わなくもないですよ。でも、ボンド映画の伝統を知らない私なので、もしかするとボンドは結構、仮装とかしてるのかもな、と思い目をつぶりました。
美人連れだし、ゴージャス&セクシー感はあるので、まあ良いでしょう。これはこれで007らしさなのかもしれません。
全てスペクターのせい
『スペクター』とは組織の名前です。で、この組織のボスが、ボンドの兄のような存在なわけです。両親の死んだボンドを引き取った人の子供なんです。
このボスは、父親をボンドに取られた気持ちになったので、その嫉妬心からボンドに復讐する、という話がダイエルボンドシリーズの話なんです。
『カジノロワイヤル』も、慰めの報酬も、『スカイフォール』も、あの悪物たちは全部スペクターという組織に属していた、ということらしいです。
私は良いんですよ。一気見してるから。でも『カジノロワイヤル』って、もう十五年くらい前の映画なわけです。
月日が重みを持つ伏線なのか?
今更感ある後付けなのか?
私には良し悪しが判断しづらいラスボス&悪の組織でした。
ダイエルボンド最愛の女ベェスパー引っ張る問題
しかしベェスパー引っ張りますね。『カジノロワイヤル』を見たとき、こんなにもベェスパーが引っ張られると思いませんでした。
死んでいくボンドガールは忘れられるものかと思ってました。実際ボンドはあんまり我関せずな感じなんですよ。周りがやたらベェスパーをほのめかしてるだけなんです。
「おい、ボンド、お前が抱いた女も全員死んだな!」みたいな感じで。
まあダニエルボンドは、悲しみを胸に秘めてるのかもしれないけど、あまりそれは感じませんね。
今回もダニエルボンドは、「ベェスパーの尋問」というビデオテープを見つけるんですが、手に取って、何のためらいもなくポイってしてます。そこに悲しみとかは伝わってこないのは、私の感受性が悪いのかもしれません。少しためらうというベタな演技を避けたのかもしれません。
ここからは『ノータイムトゥダイ』をへっぽこ想像してみます。
引退後のダイエルボンドの行方は?
『スカイフォールの』とき「きれいに終わった。ジェームズ・ボンドが誕生したね。こういう経緯があって007ジェームズ・ボンドが誕生したんだ!」と納得の一本でした。正直、次なくて良いし、どう続けるつもりなのか?と思いました。
そして『スペクター』。なるほど、その007が引退する話なのか、と。誕生した後の引退。これはこれでアリですよね。
「もうスパイ(殺しのライセンス付き)は古い過去の存在だ」と劇中言われてました。作品的には「それでもやはり、こういう汚れ仕事をする人間も必要」という着地でしたが、殺しのライセンス付きスパイは不要だよね、という考え方も今風でわかります。
では、次回作『ノータイムトゥダイ』はどんなテーマなのでしょうか。
引退した007。まさかクリント・イーストウッド的な、かつてのビッグネームが引退後に仕事を請け負うとかで、哀愁をひたすら漂わす映画なわけないでしょうから。
引退からの復帰劇であることは間違いないでしょうから、そのあたり、どう決着をつけるのか、楽しみですね。
『ダークナイト』シリーズとの共通点
リブートが流行り始めた時期のシリーズですよね、ダニエルボンドは。同時期にバットマンの『ダークナイト』三部作があります。
いつくもの共通点がありますね。っていうか構成はほぼ一緒かもです。
・誕生編がある。『カジノロワイヤル』なんか、007ビギニングですよ。
・時間軸が存在する。シリーズ作品を重ねることで、登場人物たちも歳をとります。駆け出しの00スタッフのボンドからベテランボンドになりました。
・引退する。ダークナイトも、ジョーカー編のあとは引退してますし、ボンドも『スペクター』で引退してます。
・復帰する。『ダークナイトライジング』でバットマンは復帰してます。なので、『ノータイムトゥダイ』は、007ライジングな作品なのかもしれません。最後に死んだと見せかけて、実は生きてることがないように祈るばかりです。
たぶんですが、最後なんだかんだで生きてたボンドがキメキメで「バキューン!」で終わると思います。
これ↓
いずれにしても、楽しみですね。
シリーズ映画を見る醍醐味をダニエルボンドシリーズは与えてくれてます。一種の祭り感はスターウォーズに通じるものがありますね。
今回言いたいことはそれくらいです。