公開当日、本日会社を休んで、早速見てきました。
『DUNE/デューン 砂の惑星』。これは賛否ありそうなタイプの映画だと思いました。でも見たほうが良いか悪いかと聞かれれば「もちろん映画館で見たほうが良い」と答えます。
絶対映画館で見たい大迫力の映像
『砂の惑星』。まず何がすごいって、映像がすごいです。壮大なストーリーに相応しい迫力満点の映像です。
砂漠のシーンに小さい人たち、みたいな感じで、かなりすごい映像でした。
こればっかりは、劇場で見ないと面白さ半減ですね。
あと衣装もカッコいいです。保水スーツにマントとか、砂漠のシーンに映えます。
壮大な宇宙抒情詩的「お母さんといっしょ」
この主人公ポール、ずっとお母さんと一緒なんですよ。親離れ子離れができてないんです。いい歳した青年が、ずっと母親と一緒にピンチをくぐり抜けていくのは、とても斬新でした。
登場人物が結構アメリカ人っぽい
西暦1万年で、惑星に移住した未来の人たちの話なんですが、立ち振る舞いがアメリカ人っぽいです。
ハグしたり、「カモンッ!」とか言って叱咤激励したり、名前がポールとかダンカン・アイダホとか。
『スターウォーズ』一作目のエピソード4とかも、ハンソロとかもすげえアメリカ人なんですけど、割とポップでユーモア路線のキャラ設定なんで良いんですよ。『DUNE』は、結構シリアス路線なんで、少し気になりますね。
設定がムズい
これ設定がすごい難しいんですよ。でもWikipediaに簡単にまとめてありましたので、引用させてもらいます。以下、原作のあらすじながら、まあ同じです。
砂に覆われ巨大な虫が支配する荒涼の惑星アラキス、通称デューンを舞台に、宇宙を支配する力を持つメランジと呼ばれるスパイスを巡る争いと、救世主一族の革命と世界の混迷を軸にした壮大なドラマが展開される。
設定が入り組んだり、原作も人気なので、いろいろ調べがいがある作品であることは間違いないですね。
以下、ちょっとネタバレ
物語は途中で終わる
前情報をあまり入れずに見たのが悪かったのか、これ三部作構想らしいんです。
以下THE RIVERより引用
かねてより2部作と伝えられていたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作のSF超大作『DUNE/デューン 砂の惑星』が3部作となる可能性が浮上している。ヴィルヌーヴ監督が、フランク・ハーバートによる原作小説、『デューン/砂の惑星』に続く『デューン/砂漠の救世主』(ハヤカワ文庫SF)の映像化も模索していることを明かしているのだ。
同上より監督のコメントを引用
「『デューン』には『砂漠の救世主』という2つ目の本があります。映画化したらスゴイものになるでしょう。僕は3部作の可能性をずっと探してきました。今は様子見です。時間のかかる仕事ですから。それ(『砂漠の救世主』)よりも先(の物語)は考えられません。」
なので、思いっきり物語の途中で終わります。久しぶりに、ラストシーンで呆気に取られました。
三時間近くもやっておいて、途中で終わるって…。
これ、次回作ちゃんと作れるのか心配ではあります。すごい気合い入ってると思うんです。それゆえに、それこそ5年に一回とかのペースだと、付き合うのも疲れるので、スターウォーズみたいに2年に一回くらいのペースでやってほしいものです。
人が少ない感じがする
あとちょっと気になったのが、人が少ない感じがします。一族丸っとデューンへ移住したのに、一族の大移動感がないし、公爵家とその周りのごく一部の人たちしか人がいないみたいな感じでした。
とりあえず、今回言いたいことはこのくらいです。