タランティーノは、一時代を築いた映画監督です。少なくても、タランティーノがいない映画界はかなり寂しいものになっていたな違いないです。
その代表作の一つが『パルプ・フィクション』です。
この映画の素晴らしいところはいくつもあります。以後の映画に与えた影響がとても大きいです。以降タランティーノフォロワー的な作品がどれだけあったか。
そして最も偉大だのは、俳優サミュエル・L・ジャクソンの発見だったと思います。
現在、サミュエルがいない映画界は考えられません。
後のタランティーノ作品はもちろん、スターウォーズとアベンジャーズ両方に出てるって凄すぎます。キングスマンにも出てます。ディープブルーにも出てます(サミュエルのあの最後は衝撃でした)。
本作品のサミュエルは最高です。
ジョン・トラボルタとマクドナルドについて話すサミュエル。
死体を隠すために協力してもらっているタランティーノに「このコーヒーは格別に美味い」とおべっかを使うサミュエル。
血まみれのスーツを捨てTシャツ短パンになるサミュエル。
スーツケースを奪ったガキどもを静かに脅すサミュエル。
ティム・ロス演じる強盗を説得するサミュエル。
銃で撃たれるが無傷な自分に感動してヤクザな稼業から足を洗うことを宣言するサミュエル。
キリがないです。
パルプフィクションの名場面のほとんどはサミュエルがらみです。
この時のサミュエルの輝きは、有名バンドのファーストアルバムは名盤の確率が高いのに通じるものがあります。なんというか勢いがあります。
さて、Royale with cheeseでも食べにマクドナルドに行きたくなりました。スプライトで口をウォッシュするのです。