カモメのつぶやき

好きな映画や本のことを書きます。あとアメリカに留学してたこともあるので、留学や英語にいつても書くことがあります。

今だからこそ読みたい漫画 寄生獣

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 最近、『寄生獣』という漫画を久しぶりに読みました。

 もう三十年くらい前のマンガです。今読むと少し絵は古い感じがしますが、内容はとても面白く、漫画史上のひとつの名作として、高い評価を受けています。

 最近なぜか読みたくなって全巻まとめ買いして読んでみたのですが、なんか今読んでも色褪せない面白さがあります。

 それにYouTubeではオリエンタルラジオ田中敦彦や『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』を担当した漫画編集者の佐渡島庸平も、『寄生獣』を今読むべき漫画としておすすめしています。

 

 私なりにおすすめ漫画としての理由を書きたいと思います。

 

寄生成分の問答無用感がコロナっぽい

 ある日突然正体不明の寄生生物たちが、人間の脳を乗っ取り人間たちを捕食する、というストーリーです。主人公のシンイチは偶然的に脳の乗っ取りを防いだものの腕に謎の生物が寄生した少年です。このシンイチと寄生生物とが力を合わせて他の人の脳に寄生した生物と戦っていきます。

 この寄生生物たちは、まるでコロナウイルスのようです。人間の都合はお構いなしに、人間たちを殺して食べていきます。どこから来て何が目的なのかわかりません。寄生生物たちは知性もあります。でもなぜ自分たちが人間を捕食しなければならないのかわかりません。本能にまかせて人間を食べます。

 この理由はわからない突然の自然の脅威という点においてコロナとそっくりなんです。

 『寄生獣』には常にエコロジカルなテーマが根底に流れています。人口がもし半分になったら、地球の汚染は半分になるのか? 100分の1になったら汚染も100分の1になるのか? そういう問いかけから物語は始まります。物語を象徴してるオープニングモノローグです。

 

短めでスパッと終わる

 巻にして10巻。ほど良い長さです。短すぎず長すぎず。内容は重厚で読み応えも満点です。物語が長くなりがちな連載漫画ですが、10巻という長さなら、比較的気軽に読むことができると思います。メルカリなら2000円前後で売ってますので、もし気になる方がいたら、読んでみてはどうでしょうか?

 

 今日言いたいことはそのくらいです。