カモメのつぶやき

好きな映画や本のことを書きます。あとアメリカに留学してたこともあるので、留学や英語にいつても書くことがあります。

モッズコート大好き男が、M-51とM-65フィールドパーカを比較。モッズコートは和製英語?

 モッズコート。好きです。

 所持してるモッズコートは米軍払い下げのものを3着。アパレル系のものを3着。と同じようなものばかり買ってしまいます。

 

 今回は、モッズコートのことについて書こうと思います。

 モッズコートいう言葉は和製英語ですね。英語圏では使われていません。モッズコートを愛してやまないことで有名なオアシスのリアム・ギャラガーは単に「パーカ」と呼んでますね。で、いわゆるモッズコートとはどんなコートなのか?

 原点的には、M-51フィールドパーカのみのことをモッズコートと言います。

カモメさんの(米軍 M51フィールドパーカ)を使ったコーディネート

 こっちがM-51。(これ正確にはM-65をM-51風にカスタマイズした物っぽい)

 しばしばM-65フィールドバーカーもモッズコートと称されることがありますが、モッズ英語「さらば青春の光」をみると、みんなM51を着用しており、M65を着ている人は皆無です(M-65いる説あり)。映画の時代的に米軍から流出されるのは旧タイプのM51で、最新型のM65の流出は当時なかったためと思われます。とはいえ、もはやM65を「モッズコートじゃない!」と目くじら立てて否定する必要もなく、今ならM65をモッズコート呼んでも一般的には差し支えないかな、と思います。

カモメさんの(米軍 M65フィールドパーカ)を使ったコーディネート

 こっちがM65。フードについてた白いモフモフは化学繊維でかゆくなるので取っちゃいました。デッドストックだったのでもったいない気もしましたが、見た目的にも白いモフモフないほうがクールだと思います。

 

 モッズたちは、このパーカを愛用した理由は、綺麗にキメた細身のスーツを着てスクーターに乗ると汚れてしまうので、ほぼ全身を覆うこのパーカを着てスーツの汚れを防いだと言われています。また若者にとって安価(今は結構な値段します)な軍流出物は入手しやすかったでしょうし、スーツとカジュアルなミリタリールックみたいなアンバランスな組み合わせも、モッズ野郎たちの伊達物心をくすぐったのかもしれません。

 「さらば青春の光」はトラウマ的にカッチョ良い着こなしを見ることができるので、モッズコート好きは必見の映画かと思われます。

 

 ちなみにですが、M51とM65の違うというと大きくは以下となります。

・フード:M51は本体と一体型。M65はフードを取ることができて防寒性も向上してます。(M51は付属品をつけると防寒性向上)

・エポレット(肩についてるストラップ):M51はある。M65はない。

・生地:M51はコットン100%、M65はナイロンが混ざっている。

 

 使い勝手は、M65の方に軍配があがると思われます。

 フードは取れるし、エポレットはいらないし、ナイロンが入ってるとちょっとした雨ならカッパ的な使いかもできます。

 最近の人たちはフードなしで着こなしてる人が多いけど、私はフードあり派です。首元からの冷気をシャットアウトできるし、見た目もフードあった方が、バランス良い気がます。フードは大きいので、小顔効果もあるかもしれません。

 と言いつつ、最近はM51の方を愛用することが多いです。ちょっと気分のようです。まあ、あまり違いはないし、ほとんど人は気が付きませんけど。

 

 M51やM65はできの良いレプリカがたくさんあるので、チェックしてみるのも良いかもしれませんね。

定番のヒューストン。

  

ヒューストンより安価なロスコ。

 

 

確かなクオリティのバズリクソンズ。

 

 

ヒューストンのM-65フィールドパーカ。良いと思います。

  

 

こちらも安価で良いと思います。

 

 ちなみに、映画でのM-51「さらば青春の光」以外だと「踊る大捜査線」の「青島ぁ!」なんかが有名ですね。モッズっぽくはないですけど。変わりどころだと「ブラックレイン」の高倉健が最後の決戦のときに着用しています。

 今回言いたい事は以上です。 

 

こちら変化球だけど、クールな一着。

バズリクソンズのウィリアムギブソンコレクション。ウィリアムギブソンコレクションとは、SF作家のウィリアムギブソンが書いた小説の主人公が、現実には存在しない黒いMA-1を愛用しておりそれを特別に製作したことこから始まる黒いミリタリーウェアのラインです。

 

こちらはいま人気のM-65。