ひとりの時間の過ごし方は、まあ読書ですかね。村上春樹を好きで、よく読みます。特に『羊をめぐる冒険』とか『ダンス・ダンス・ダンス』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』などを好んで何度も読み返すことが多いです。
村上春樹の小説の主人公は、しばしばバーで時間をつぶすんです。ひとりで。それで夕食代わりにオムレツだとかサンドイッチを食べるんです。サンドイッチの付け合わせに、ポテトチップスとピクルスがあれば、チップをなしにしてピクルスを2倍するという小粋さ。俺ならチップス2倍っすよ。たぶん、ビールも海外の銘柄でしょう。
俺もバーにひとりで行くこともありますが、大概ヘベレケになってたりするので、あまり春樹的な酔い方ってできないんですよね。あの都会的なひとりの時間の過ごし方。実際『羊をめぐる冒険』の主人公(確かその小説だったと思うけど、村上春樹の主人公は『僕』が多いのでもしかしたら勘違いしており違う小説かもしれない)は自身を、都会でひとりで過ごすベテラン』と称している。
というわけで、ひとりでやることがないときは、村上春樹に限りますよ。ひとりの時間の潰し方も参考になることですし。